今日お客様を綺麗にさせて頂いてる際に、自分の夢を話しました。
「今の自分はまだ第1章で、第4章では福祉に携わりたいんです。
訪問美容もやりたくて【人生の旅立ちに最高の美しさを】を掲げて、一流のヘアカットとヘアメイクで人生で1番素敵な写真を撮ってあげたいんです。
その前に保育所も作りたいと思っており、実はひっそりと動いています。
でもその為には自分自身が一流にならないと、夢は叶わないのでその為に自己研鑽しています。
これまで多くの人を綺麗にさせて頂いている中で、お客様の旅立ちに手を合わさせて頂きました。
その時の遺影には自分が切った髪が写っており、多くの方の記憶に残り、安らかに旅立たれております。
亡くなる前に「先生に出会えて、今の髪が人生で1番好きです」と言って下さったお客様もいました。
そして自分に何が出来るんだろうと、日々自問自答を繰り返しています。」
お話しさせて頂いたお客様は東京で出逢ったお客様で約10年髪を切らせて頂いております。
今では旦那様と可愛いお子様2人も切らせて頂き、感謝の毎日です。
自分の想いを話すと、お客様は学生時代に御母様を亡くされた想い出が蘇り、
「母も亡くなる前まで、髪を綺麗にしたいと話していました。私も増田さんの夢が叶って欲しいです。」
と髪を切りながら涙が止まらず、自分も涙を浮かべながら髪を切らせて頂きました。
人が美に対する想いは深く、さらに女性は亡くなる直前まで綺麗でいたいという想いを強く感じ、母の言葉を想い出しました。
「女性は綺麗であり続けたいから、祐太はカットが上手な美容師さんになってね。」
私の母はケアマネージャーという介護の仕事をしており、赤十字社で看護師をした後、地域の方達が住みやすい環境を作ったりと長年福祉の仕事に携わっています。
そんな母の背中を見て、学生時代自分は保育士を目指してました。
※ピアノの練習や福祉も同時に勉強していましたが、大学受験に失敗し、美容師の道を歩みました。
また私には双子の妹がいます。
(双子の妹の名前は瑶子)(妻の名前は陽子)
※このまま行くと生まれてから死ぬまでずっと、ようこという名前が隣りにいます。笑
双子の妹は今福岡で社会福祉士の仕事をしています。
すこぶる頭が良く、通知表もほとんど5かAで、一度も勝てた事ありません…。。
そんな妹も福祉の仕事に携わっています。
【人をとにかく大事にしなさい】
これが母の口癖だったので、自分も妹も自然に人と関わる仕事を選んだのだと思います。
しかし東京に来て、辛い経験も沢山しました。
貧乏で1日の食事がパン一個の時もありました。
手の震えが止まらず、サロンの営業中にトイレで声を殺して泣いた時もありました。
気がついたら車が走っている国道に身を投げそうになった事もあります。
でもその分人に良くしてもらいました。
先輩が手作りのカレーを作ってくれた時は泣きながら食べました。
友人が夜中まで話しを聞いてくれて一緒に泣いてくれた後、笑わせてくれました。
家族がいつでも帰って来て良いよと言ってくれました。
そんな周りの人達のお陰で今の自分があります。
そして家族がいます。
常に前向きな妻は、自分がドン底に落ち込んでいる時に「大丈夫だよ!絶対上手くいくよ!」と手を取って立ち上がらせてくれます。
そういった人達の想いに感謝しながら
【人を大切に】
この言葉を信念としています。
沢山の「ありがとう」が集まる場所を
美を通じて貢献できる仕事を
信念と勇気を胸に、信用と信頼を大切に
これからも沢山の壁を乗り超えながら、人として器を大きくしていきたいと心から思っております。
皆様、いつも本当にありがとうございます。
La Virtue 増田祐太